対応症状
中高年に多い変形性膝関節症とは??その2

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。
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栃木県下野市にある「めぐり整体」代表の菅井です。
今回は、前回の続きで変形性膝関節症について書いていきます。今日の内容は施術やプログラムの具体的な内容で、どのようにして改善まで導いていくかを書きます。この記事を読むことで、改善までにどんなことをしていくのかを知ることができます。
どうすれば良いか??
変形性膝関節症の痛みを改善していくためには、どうしたらよいか。その方法を大きく分けると①病態把握②アライメント(骨配列)の改善③柔軟性の改善④筋力強化⑤動作改善の5つ挙げられます。順に、ご説明していきます。
病態把握
変形性膝関節症と診断されていても、他の痛みも混在している場合があります。膝関節周囲の組織で痛みと関係が深いのは、半月板、脂肪体、靭帯、腱、筋、神経と多く存在します。変形性膝関節症以外の問題があるのか、ないのか、しっかり評価した上で施術に入っていきます。
アライメント(骨配列)
変形性膝関節症はO脚のイメージがありますよね。O脚は、骨の配列が崩れてしまっているから起こります。ですので、できる限り配列を正しい位置に戻していきます。膝関節自体の軟骨がすり減り、O脚になる場合ももちろん多いのですが、足首や股関節・骨盤の問題も重なって崩れを助長しています。アライメントの修正は膝はもちろん、足関節や股関節・骨盤からも修正していきます。
柔軟性の改善
痛みがあると神経学的な働きにより、その周辺は動きが悪くなり固まってきます。
変形性膝関節症の場合も、膝関節周囲は同様に硬くなった状態になっていることが多いです。そのままでは、痛みを感じやすいのとアライメントの修正も図れず、良い関節運動を作れないため、柔軟性の改善が必要になってきます。また、膝関節のみではなく、足関節・股関節・脊椎・胸郭・頚部など、人によって様々な部位に硬さが出来ており、姿勢も崩れているため、柔軟性を回復させます。姿勢が崩れたままの状態で体重をかけても、体重が上手く乗らないのはイメージがつくと思います。
筋力強化
神経学的な要因で痛みによって膝周囲の筋力が落ちている方が多くいらっしゃいます。その場合、膝周囲の運動を指導していきます。膝周囲が安定したら、今度は足首~体幹~頚部の筋力が発揮しやすいようにしていきます。膝関節というのは、足関節と股関節の間に挟まれているため、股関節の筋力が落ちていても、膝関節に負担がかかります。同様に、体幹の筋力に問題があっても骨盤・股関節を通じて膝関節への負担となります。筋力強化は、単に膝関節にとどまらず、身体の軸を作っていくように全身バランスよく行います。
動作改善
動きの癖は皆さんあるものです。特に、痛みを抱えている期間が長いほど、痛みを庇うような動作になっています。痛みがなくても恐怖心があるだけで動作は変わります。柔軟性の改善や筋力強化を図ることで、自然と動作は改善してくるところもありますが、膝関節に負担となる動きが残っている場合は運動を通じて修正していきます。
まとめ
変形性膝関節症を改善するには
- 病態把握:変形性膝関節症以外も問題もあることが多いため
- アライメント(骨配列)の改善:しっかり体重がのるようにするため 膝の負担を減らすため
- 柔軟性の改善:痛みの軽減 関節の動きを戻すため
- 筋力強化:膝を安定させるため 身体に軸をつくるため
- 動作改善:膝の負担を減らすため
いかがでいたでしょうか?
今回は、変形性膝関節症の具体的な施術内容についてご説明していきました。個人によって優先順位ややるべきことは異なりますが、今回の内容は皆さんに共通することかと思います。膝の痛みでお困りの方は、一度ご連絡下さい!