対応症状

膝関節前十時靭帯損傷について

前十時靭帯損傷
2021.10.16

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。

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栃木県下野市「めぐり整体」代表の菅井です。

今回は、膝関節前十時靭帯損傷について書いていきます。うちは整体院ですので、外傷のクライアントさんは来られないのですが、お子さんが部活をされていたりする方も多いですので、何かの役に立てば良いかなと思います。この記事では、膝関節前十時靭帯損傷とは何か、簡単にご説明していきます。

膝関節前十時靭帯とは何か?

靭帯のご説明の前に、まずこの靭帯を損傷することが多いのは、なんと言ってもスポーツ選手です。サッカー、バスケ、バレーボール、バドミントン、スキーなど、多くの競技で見られます。比較的発生頻度も高く、損傷すると手術となるケースが多く、復帰までに約半年程度かかります。その前十時靭帯(ACL)ですが、膝関節の中にある全長3.5cmの靭帯で、大腿骨と脛骨(スネ)を繋いでくれています。靭帯の役割は、膝関節の制動です。膝の曲げ伸ばしや捻じれに対して緊張することで、大腿骨と脛骨を繋いだまま膝関節を守っている靭帯です。

どうして損傷してしまうのか

ご説明の通り、靭帯は膝関節の動きを制動して守ってくれています。スポーツ動作による接触や着地、ストップ動作、切り返しなどで膝関節に急激なストレス(捻じれ)が加わることで靭帯を損傷してしまうことが多いです。相手選手との接触であれば、不意な外力が働いて損傷しますが、自分ひとりで損傷してしまう非接触型(ジャンプの着地や切り返し)での損傷は、体幹筋力の低下や筋力のアンバランスが多く存在しています。

手術の経過

前十時靭帯損傷の場合、保存療法ではなく手術になるケースが多いです。手術後のプログラム(術式や病院によって異なります)ですが、手術翌日からリハビリ開始となり1週間から10日で退院、2~3ヵ月でジョギング、4~5ヵ月でランニング・ダッシュ、6ヵ月~8か月で徐々に復帰・完全復帰となります。ものすごく簡単に書きましたが、膝の状態を診ながらリハビリを進め、この期間の間に、可動域や筋力、持久力、瞬発力、動作練習などをトレーニングし復帰していきます。

まとめ

・膝関節前十時靭帯は膝関節の中にあり、動きを制動し、膝を守っている靭帯である。

・膝関節前十靭帯損傷はスポーツに多い外傷である。

・ジャンプや着地、切り返し、ストップ動作などで膝に急激なストレスが加わったときに損傷しやすい。

・非接触型損傷の場合、体幹の筋力低下や下肢の筋力低下が多くみられる。

・手術の場合、6~8ヵ月で完全復帰となる。

・一番防ぎたいのは再断裂なので、リハビリはしっかりやる。(いい加減なリハビリですと再断裂します。)

いかがでしたでしょうか?簡単ですが、前十時靭帯損傷(ACL損傷)について書きました。大まかな概要の把握など、何かのお役に立てれば幸いです。

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