対応症状

膝が曲がらない理由、説明します!

膝関節
2021.07.17

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。

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いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

今回は、曲がらない膝について書いていきたいと思います。

膝の状態にもよりますが、手術の原因等がなければ、多くの場合は曲がります。

このブログを読むことで、膝が曲がらない原因を少しでも理解できるかと思います。

膝を曲げるときの関節の動き

膝関節は、太ももの骨とスネの骨とお皿の骨の3つで構成されています。

・膝が曲がるときは、太ももの骨とスネの骨の関節が転がるように動きます。

・関節の構造上、多少の回旋運動が含まれます。

・関節に離開する力が働き半月板も膝の動きに合わせて動きます。

・お皿の骨も、膝を曲げるに伴い下方に動いて来ます。

・お皿の動きに合わせて、足の膝蓋下脂肪体も動いて来ます。

すごく簡単に書いていますが、膝が曲がるときは色々な骨や半月板、脂肪体の動きが関与しています。つまり、どれか1つでも制限されてしまえば、曲がらないということです。

膝を曲げた時の痛み

痛みは、膝の後方と前方に出やすい印象があります。

膝後方の場合は、内側と外側に分けられます。

内側の場合は筋肉の付着部であることが多く、筋肉と半月板の挟み込みが原因と思われることが多いです。

外側の場合は、これも筋肉の付着部であることが多く、筋肉と半月板の挟み込みが原因と思われます。両方とも、筋肉の柔軟性や滑走性を改善させることで半月板や後方組織の挟み込みはなくなり、痛みも改善してきます。

膝前方の痛みの場合、脂肪体の柔軟性と滑走性の低下が原因であることが多いです。この場合は、お皿の動きとともに、脂肪体の柔軟性・滑走性を改善することで痛みは改善します。

実際のアプローチ方法

膝後方の問題の場合、内側・外側ともターゲットになるものは筋肉です。筋肉の滑走性の悪さが、関節の動きや半月板の挟み込みを引き起こし、痛みを誘発しています。ですので、筋肉の滑走性を改善させるように徒手的にアプローチします。

膝前面の問題は、前面組織の伸張性の低下と脂肪体の柔軟性の低下が問題です。前面の筋肉や皮膚など組織の伸張性が不足していることで、関節やお皿の動きを制限し伸張ストレスも加わり痛みが出ます。脂肪体もクッションの役割もあるのですが、柔軟性が低下していることで、クッションの役割を果たせず深く曲げた時に痛みが出ます。制限されている組織に対し、伸張性や柔軟性を改善するアプローチをすることで痛みは改善し曲がるようになります。

まとめ

・膝が曲がるには、大腿骨、脛骨、膝蓋骨、半月板や筋肉がきちんと動かないといけない。

・この関節の動きを制限するのは、多くの場合、筋肉の滑走不全と脂肪体の柔軟性の低下が原因。

・曲げた時の後方の痛みは、筋肉や半月板の挟み込みが起きているが、筋肉の滑走不全を改善することで緩和させることが可能。

・曲げた時の前方の痛みは、組織の伸張性の低下や脂肪体の柔軟性の低下が原因で、徒手的なアプローチで緩和させることが可能。

・手術の影響や重度の変形などでない限り、多くの場合、膝はしっかり曲げることが可能。

いかがでしたでしょうか?色々と書きましたが、お伝えしたいことは、まとめの最後にもあるように膝は曲がるようになるということです。もし、諦めてしまっている方がいましたらご連絡お待ちしております。

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