対応症状

非特異的腰痛(画像検査では何ら異常がない腰痛)と股関節や肩甲骨との関係について

腰痛
2020.11.30

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。

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『整形外科でレントゲン検査をしたら骨に問題はないって言われた。だけど腰は痛い。私はどうして腰が痛いんだろう?原因は何だろう?』

おそらく、腰痛を抱える方で、このような経験をしたことのある方は少なくないと思います。

実は、非特異的腰痛(画像検査では何ら異常がない腰痛)といって、原因は腰にないことも多いのです。

なぜなら、股関節の柔軟性がなくなったり、肩甲骨の動きが硬くなったりすると、そこが原因で腰痛を引き起こすからです。

この記事では、非特異的腰痛(画像検査では何ら異常がない腰痛)と股関節や肩甲骨の柔軟性がどのように関係しているのかを説明します。

この記事を読み終えると、自身の腰痛を緩和させるために必要なことや、股関節や肩甲骨が柔らかい方が良い理由などが理解できると思います。

硬くなった股関節が骨盤の歪みを作り腰痛を引き起こす

股関節周りの筋肉は、そけい部やお尻の筋肉のことを言います。

その股関節周りの筋肉は全て骨盤に付着しています。筋肉が硬くなったり、左右の股関節に柔軟性の差(緊張のバランスに差が出る)が出ることで、骨盤を引っ張り、骨盤の歪みが生じることで腰痛が起こりやすくなります。

実際に、腰痛患者さんの多くは股関節の柔軟性に問題を認め、股関節の柔軟性を整えるだけでも腰痛が楽になる方も多いです。

股関節の緊張が腰部に伝わり腰痛を引き起こす

股関節周りの筋肉と腰部の筋肉は、別々のものですが、筋肉を覆う筋膜(ソーセージで例えると、筋肉は中身で筋膜は表面のパリっとしたところ)には連続性がみられます。

例えば、お尻の筋肉と背中の筋肉は別々の筋肉ですが同じ筋膜で繋がり、股関節の横の筋肉と脇腹の筋肉も同じ筋膜で繋がっています。それにより、股関節の硬い筋肉が、それを覆う筋膜を緊張させて、その筋膜が腰部の筋肉を緊張させます。筋肉の緊張が高くなることにより痛みを引き起こしやすくなります。

肩甲骨が硬くなると姿勢が悪くなり腰痛を引き起こす

肩甲骨が硬くなると腰痛を引き起こします。一般的に多い巻き肩(肩が前に出ている人)は、肩甲骨が硬まった状態になっています。

そのため、猫背になりやすく腰や背中が丸くなる人もいれば、逆に反り腰になる人もいて、上半身の状態に合わせて骨盤の位置が変化していきます。

それにより、腰痛になっている人もいます。実際に、肩こりと腰痛の両方に悩んでいる人も多いのです。

まとめ

・非特異的腰痛(画像検査では何ら異常がない腰痛)は非常に多い

・非特異的腰痛の原因は股関節や肩甲骨にあることが多い

・股関節の柔軟性の低下や左右差が骨盤の歪みを引き起こす

・股関節の緊張は腰部に伝わりやすく腰痛の原因となる

・巻き肩など肩甲骨が硬まった状態は骨盤の位置を変化させる

非特異的腰痛(画像検査では何ら異常がない腰痛)にお悩みの方は、原因は腰ではなく股関節や肩甲骨にある可能性があります。原因が分からない痛みを抱えているのであれば、股関節と肩甲骨を柔らかくしてみることをお勧めします。

お困りの方は、お気軽にご相談ください。

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