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体幹の筋肉にも色々ある!鍛えることで腰痛になることも?

体幹トレーニング
2021.04.18

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。

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いつもブログをお読みいただきありがとうございます!今回は、体幹と呼ばれる筋肉について書いていこうと思います。「腰が痛いと言ったら体幹(腹筋)を鍛えなさいと言われた」「肩こりの原因は体幹が弱っているから」という声をよくお聞きします。しかし、体幹の筋肉にも色々あり、鍛えることで逆効果になるものもあります。実際、体幹(腹筋)トレーニングをしていたら腰が痛くなったという患者さんも珍しくありません。このブログを読むことで、体幹の筋肉の種類や重要性について理解が深まると思います。

腹直筋 ふくちょくきん

腹直筋は、肋骨から骨盤に付着する、いわゆるシックスパックの筋肉です。鍛えている人が見せたがる割れた腹筋です。特に、仰向けから起き上がる上体起こしの動作で働きます。注意したいのが、腹直筋はインナーマッスルではなく、アウターマッスルになります。腰痛の方が腹筋運動をして腰痛が悪化するケースでは、この筋肉が影響していることが多いです。そして、鍛えすぎることで猫背にもつながります。

外腹斜筋 がいふくしゃきん

これは、お腹の正面にもありますが、よく見えるのは横腹の筋肉です。腹部を斜めに走る筋肉で、体を捻るような動作でよく働きます。これも注意したいのが、アウターマッスルだということです。これも腰痛の悪化に関与します。

内腹斜筋 ないふくしゃきん

これも、外腹斜筋と同様に、腹部を斜めに走っている筋肉です。細かく見ると上の方は斜めに、下の方は横に筋肉が走行しています。この筋肉は、インナーマッスルになります。お腹の筋肉ですが、腰の筋肉とも繋がりを持ち、腰椎を安定させたり、腹圧を高めたりする役割がありますので、鍛えたい大切な筋肉になります。実際、多くの患者さまで、弱っている方が非常に多いです。

腹横筋 ふくおうきん

この筋肉は、お腹の一番奥にある筋肉でインナーマッスルになります。腰椎の安定、腹圧の上昇、仙腸関節の安定と、とても大切な役割を担っています。主に、おへそを凹ませて腹囲を減少させる動作で働きます。また、体幹の回旋動作でも働くことがわかっています。この筋肉は鍛えたい筋肉ですね。実際に、よく指導します。

多裂筋 たれつきん

これは、腰に付着しているインナーマッスルで、腰椎の安定に関与します。この筋肉が弱くなっていると腰痛やぎっくり腰、猫背に関与するとされています。とても大切な筋肉でトレーニングしたい筋肉です。特に、骨盤を前傾させる(骨盤を立てる)動作で活動します。

腰方形筋 ようほうけいきん

腰の横に付着している筋肉で、腰椎を安定させたり、変位の減少に関与するとされています。インナーマッスルに分類される大切な筋肉ですが、硬くなってしまうことが多いです。硬くなってしまうと、骨盤の高さに左右差が出たり、肩の高さも変わってしまいます。主に骨盤を挙上させる動作で働きます。柔らかく維持するためにも、骨盤をよく動かすことをしておいた方が良いです。

大腰筋 だいようきん

超大切な筋肉です。股関節から骨盤と腰椎を繋いでいる筋肉で、弱くなることで腰痛だけではなく、膝痛や足の痛みなど、幅広く影響が出ます。腰椎や骨盤の安定に関与しており、インナーマッスルの中で一番鍛えたい筋肉です。股関節をしっかり曲げたり、骨盤や腰椎を動かすことで活動します。

まとめ

1 体幹の筋肉にも色々な種類がある。

2 鍛えることによって悪影響が出るものもある。(特に腹直筋)

3 内腹斜筋、多裂筋、腹横筋、大腰筋は超大切な筋肉である。

いかがでしたでしょうか?今回は、体幹の筋肉を簡単にまとめました。次回以降にどのような運動でそれらの筋肉を鍛えられるのか、書いていきたいと思います。

<引用図書>

腰痛の病態別運動療法 体幹筋機能向上プログラム

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