対応症状

腰痛の診かた

腰痛
2020.12.21

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。

詳しいプロフィール

「整体に行ってみたいけど、ちょっと怖い」「どんな施術をするのだろう?」そういった思いはありませんか?実際にお越しいただいた患者様からそのような声をお聞きすることは少なくありません。そして多くの場合「来てよかった」とおっしゃっていただけております。なぜなら、しっかりお体を診させていただいて、一定の効果を感じていただけているからです。この記事では、実際に私がどのようにお体を診させていただき、施術を進めていくのかお伝えしていきます。この記事を読み終えると、施術に対するイメージを持っていただけるかと思います。

腰痛の場合の進め方

画像所見で異常を認めない腰痛は、背骨への負荷に対して背骨の機能が十分に対応できていない機能的障害(筋肉の弱さ、柔軟性の低下など)と捉えることができます。そのため、背骨に対して何らかの負荷を与えて症状の再現を見る評価が必要になります。できるだけ多くの証拠を集め、そこから病態を推察し、その病態に適した対処方法、運動療法を指導することが求められます。その評価方法として、まず十分な問診を行い腰痛発症の状況を把握します。次に背骨の状態と触診にて運動時痛(どのように動くと痛い、どのようにすると楽になる)や圧痛(押して痛む場所)を確認し病態を推察します。以下に、その方法について解説します。

しっかり問診をする

どのような姿勢や動作で腰痛が誘発されるのかを確認します。病態によって、腰痛の発症する特徴がありますので、その特徴と照らし合わせて考えていきます。腰椎の椎間板が問題となって起こる腰痛の特徴は、腰を丸める動作が辛く、腰を反る(骨盤を立てる)動作は楽になる傾向があります。また、朝方に腰痛が出やすく、くしゃみやいきみでも痛みが誘発されます。腰の後方に問題がある椎間関節障害では、腰を反る動作で痛みが誘発されます。仙腸関節障害では体育座りや足を組む動作、片脚立ちなどで痛みが誘発されます。筋筋膜性腰痛では、腰や股関節の緊張が高まる動作や筋肉を収縮させると痛みが誘発されます。このような特徴を踏まえたうえで問診を行い、病態を絞り込んでいきます。

どの動きが痛いのか?

実際に動いていただき、痛みの再現をみます。前屈をしていただいて痛みが誘発される場合は、椎間板の問題や筋筋膜性腰痛を疑います。逆に、後屈をしていただいて痛みが誘発される場合には、腰の後方にある椎間関節障害を疑います。斜めに後屈して痛みが誘発される場合には、片側の椎間関節の問題を疑います。腰部脊柱管狭窄症で神経が狭窄されている場合も、腰を後屈させることで痛みや下肢痛が誘発されます。

押して痛む場所はどこか?

腰痛は、圧痛(押して痛む場所)の有無によって障害部位を推定することができます。例えば、腰の4番5番に問題がある場合は(腰の骨は5つあります。上から1番〜5番と呼ばれます)4番5番を押すことで痛みが誘発されます。仙腸関節に問題がある場合は、仙腸関節や骨盤に圧痛があります。筋筋膜性腰痛の場合は、問題となっている筋肉に圧痛があります。圧痛所見は、その他のテストを組み合わせることで障害部位をより把握することにつながります。

まとめ

・しっかり問診をしてどのような経緯で腰痛が発症したのか把握する。

・どのような時に、また、どのような動きで痛みが誘発されるのかを確認する。

・どの場所を押すと痛いのか把握する。

・他のテストを含め様々な情報を集めて、病態を推測する。

今回は評価の一部ではありますが、このように、情報を集め病態を推測することで、施術の内容が決まります。なるべく正確な情報を集めることが、施術の効果を高めることに繋がると考えます。今回の記事を通して、少しでも安心して私の整体を受けてくださればと思います。

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