対応症状

よく耳にする腰のヘルニアについて説明します

腰痛
2021.04.04

めぐり整体代表の菅井謙介です。いつまでも元気で、好きなことを続けてもらう身体づくりを提供することで、地元である下野市小金井への恩返しができたら幸せに思います。

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いつもブログをお読みいただきありがとうございます。今回は、皆さんが1度は耳にしたことがある腰のヘルニアについてご説明します。身近なものだけに、ヘルニアのことを知っておくと良いのではないでしょうか。この記事を読むことで、腰のヘルニアの基礎知識が身につき、適切な対応を取ることができるようになります。

ヘルニアってどんな状態?

腰の背骨と背骨の間に椎間板というクッションがあります。背骨→椎間板→背骨→椎間板というように交互に繋がっており、腰椎を形成します。椎間板の中に髄核とよばれるものがあり、それは椎間板の線維輪に覆われています。しかし、何らかのきっかけで、線維輪が損傷すると、椎間板の中にある髄核が外に飛び出してきます。それを椎間板ヘルニアといいます。

どんな症状が出るの?

飛び出した髄核が脊髄神経を圧迫・刺激すると下肢に痛みや痺れ、感覚鈍麻など神経症状を伴います。中には、腰痛を伴わないものもあります。体を前屈させると神経への圧迫力が増すため腰痛、下肢痛が増強します。立ったところから前屈して、指と床との距離を測定した時に、病態が悪いと指と床との距離が長くなり、腰痛や下肢痛が早期に出現します。通常は、体の前屈で痛みが出現し、後屈では症状が出ないのですが、飛び出したヘルニアの状態や腰椎の状態によっては、後屈で痛みや痺れが出ることもあります。

腰のヘルニアって治るの?

椎間板ヘルニアの自然経過は良好で通常は2〜3か月の期間を経て、ヘルニア周囲の炎症は消退し、痛みや神経障害は軽快します。飛び出した髄核は、体内に異物として認識され、炎症反応を引き起こした後、マクロファージなどの貧食細胞によって吸収されるからです。そのため、手術ではなく保存的加療が優先されます。痛みが強いときなどでは、ブロック注射を伴い痛みのコントロールを行います。数ヶ月経っても軽快せず、症状によって、日常生活やスポーツ活動が制限される場合には、手術的加療も考慮します。

まとめ

・ヘルニアとは椎間板の中にある髄核が外に飛び出た状態。

・神経を圧迫し痛みや痺れ、筋力低下、感覚鈍麻など下肢症状が出現する。

・2〜3ヶ月で軽快することが多いが、症状が残る場合は手術が必要なこともある。

いかがでしたでしょうか?腰椎椎間板ヘルニアについて分かり易く、簡潔にご説明させていただきました。予防するには、股関節や体幹のストレッチが効果的ですので、体は柔らかい状態を保ちましょう。

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